鹿児島へ〓ちょっと微妙〓

○はぁ…
○フラッシュバック

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　朝方起きてしまって、時間近く寝る事ができなかった。う〜…思い出すとどうも寝れない。昨日の通夜の事が頭を巡っていて。一人だとその事が信じられないわけで。家族といるとそこまで重く考えないんだけど。
　やっぱりさぁ…何度も叫んだ、布団の中で。
　修学旅行の事とか思い出して。ここまで鮮明に覚えているんだなぁ。同じ部屋で寝ていた事とか思い出して。スキーを教えてもらった事とか。
　泣けないとか思っていたのに一人だと妙に泣けてくる。頭の中でリピートされて現実味がだんだん出てくるな。

　そんな感じで今日は寝不足。だけど関係無しで鹿児島に行くとのことで。動物園に行って飯を食って自分だけ大学に。教授から呼び出しを受けているので。
　そんな感じで今日は出かけていく予定。はぁ…なんか気が重いな。

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　朝動物園に向かって運転して、途中で自分の部屋に行くと…鍵を忘れた事に気づく。仲介業者の所に行き鍵を借りて入る。
　飯を食ってから動物園に行く事にした。

　こんな年になっても動物を見て楽しめるのは嬉しい。

　帰りに大学に行き支持されていたバックアップを取る。が、途中でHDDがクラッシュ。再インストール。この時点で自分が家族と一緒に帰ることはできないことが確定。
　先に帰ってもらう事にする。

　一人で作業。
　暗い廊下に部分的に蛍光灯が射していて…そしたら昨日の事がぱーっと思い出されて。白と黒のコントラストが異常なほど意識に残っていて…
　連動して修学旅行の時の事とかいろいろと。
　無くなったあいつとの事が思い出されて…そして同時に
『どうして俺が死なないといけなかったんだ』
『まだやりたいことがあったのに』
　って…鮮明に耳に聞こえる。幻聴と分かっているけど幻とは思えないほどの状態に。もう混乱状態で、自分が卑しくて…
　自分の事を責めるような奴じゃない事ぐらい分かっているのにその言葉が何度も聞こえてくる。

　一人で耐えきれなかった。
　教授にすみません…と謝って駅に。そして国分で降りて父さんに迎えに来てもらって帰ってきた。

　車の中で冷静になろうと必死で自分と格闘して落ち着くまでに1時間近くかかって風呂に入ってようやく頭がちょっと冴えてきた。これを書いていても微妙に頭が回らない。

　寝ようとして目を閉じると棺の中の顔が浮かんでいて、静かになるとあの幻聴が聞こえる。何か見るとそれと連動して思い出す事が多い。携帯の受信箱にはついこの前のメールが…

　昨日は運転しないといけないから、MMたちがいるからしっかりしていないとって思っていたから耐えていた。今日は…無理だった。
　一人は嫌だ…みんないなくなるんじゃないかって不安で不安で。自分もいなくなるんじゃないかって。

　しばらくこの状態かもしれない…ダメだなぁ本当に。