人間には見える光の範囲が決まっている。
 虹が見える範囲がそれにあたるわけで…

 夏になると気になるのが「紫外線」
 冬になってぽかぽかするのは「赤外線」

 この2つは目で直接見る事が出来ない。難しい話になると紫外線は波長が短すぎて、赤外線は長すぎて見る事が出来ない。
 どちらも日常使われているものが多い。

 紫外線は殺菌作用がある(波長が短いというのはエネルギーを持っていることを示している。それだけ殺傷能力がある)トイレにたまにある温風で乾燥させるものがあるが、その中に入っているライトはこれだったりする。
 赤外線は紫外線と比べて結構身近だろう。こたつもこの原理だし。ただ、それ以上に使っているのがリモコン。IRと言われるがこれは「Infrared Rays(英:赤外線)」の略のこと。

 そんな事を言っても本当かと言われそうだし、光るが出ていると言われてもピンと来ない事があるだろうし。
 ということで身近なもので赤外線が観察できたりする。
 これは父さんから教えてもらったのだが…どこで知ったんだろうか。

 必要な道具は
○リモコン
○カメラ付き携帯電話
 以上。
 これだけで十分。

 ちなみにリモコンを操作する時は電源が入っていない状態で音量ボタンを押すと影響がないのでおすすめだったり。
 まず携帯のカメラをオン。
 レンズにリモコンを向けてスイッチを押す。
 すると何か白いものが見えたはず。機種によっては見えないことがあるかもしれないが大半の機種で出来るはず。

 実はこの白いものが赤外線。
http://digital-pocket.hp.infoseek.co.jp/pic/diary/041221_01.jpg
 ちゃんと出ているのが分かる。
『本当にこれ赤外線なの?』
 という人もいると思うので我が家のこたつを撮影。
http://digital-pocket.hp.infoseek.co.jp/pic/diary/041221_02.jpg
 似たような光であることが確認できるはず。下で反射しているのもちょっとは見えると思う。
 これが吸収される事で温かいと感じるわけで。
 さっき波長の話をしたが、赤外線は波長が長いためエネルギーは紫外線と比べると低い。そのため浴びていても暖かくなるだけでほとんど害にならないわけだ。

 赤外線を照射して、帰ってきた赤外線を撮るのが俗に言う「赤外線カメラ」である。
 簡単に言ってしまえばリモコンを相手に向けて携帯で撮ろうといった感じ。
 実際にはリモコンじゃなくて赤外線ライトを使うし、感度がいい赤外線カメラを使うが原理的には全く一緒。鏡に向かってリモコンのボタンを押すと綺麗に反射してくれるのでわかりやすいかと。

 実は身近なところに赤外線カメラがあった訳で。
 ちなみに普通のデジカメはこういう事ができないようになっているとのことで。携帯のカメラは簡易化されているためこういう事が出来るのだと思う。

 個人的におもしろかったので紹介。

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