時は、西暦2XXX年。
地球を未曾有の危機が襲った。無数の彗星が太陽系を通過するというのだ。その幾つかは地球に落下し、地上に大きな被害をもたらすかもしれないと言う。
そこで人類は天体危機管理機構を設立し、衛星軌道上に彗星迎撃基地を建設、地球を脅かす天体の除去を開始した。
迎撃部隊の中でもとくに活躍を期待されたのは、特殊ミサイルを搭載した宇宙迎撃機で次々と彗星を破壊する迎撃パイロット達である。彼女らはいつしかコメットブラスターと呼ばれ、地球の人々に親しまれる存在となっていた。
また地球上の各地には数々の超高々度迎撃基地が作られていた。宇宙で砕けきらなかった大きめの破片を地上から発進して特殊ミサイルで粉砕する迎撃部隊、メテオスイーパーの発進基地である。それは同時に、将来コメットブラスターになり、宇宙で働く資格を得ることを望む若者の訓練施設でもあった。
小さな隕石の被害に耐えながらも、彼らの働きにより、地球は何度となく訪れた滅亡の危機を回避して生き長らえ、今日にいたっていた。

それから数十年―――。


 ということで隕石撃墜のお話。
 宇宙では「コメットブラスター」が隕石を砕き、それを地上部隊である「メテオブラスター」が破砕作業を行う。
 期待した人、残念。
 この話は地上部隊。コメットブラスターから「地上にはいつくばってる」と言われてしまった人たちの話。

 主人公たちは
○本庄美風(ほんじょうみかぜ)
 流れに任せていたらいつの間にかここにいた人。世界に色が付いていない灰色の世界に見えていた。
 ある事をきっかけにそんな世界に色が付き始める。
 何かある度に色が付き、濃くなっていく…
○菊原香鈴(きくはらかりん)
 サブヒロインだけどどうも影が薄く口数が少ない。
 黙って携帯を打っている事がほとんど。だがサポート能力に関しては万全!
○中村彩雲(なかむらあやも)
 絶対いるな、熱血漢。夢に向かって一直線。
 だけど何より友達の事を一番に考えているんじゃないかな、と思う。
 最後の最後であり得ない事をしてくれそうな予感…
○土井静羽(どいしずは)
 公式設定では「ライセンスマニア」とされているが、それが出てきたのはずいぶん後半じゃ…
 だけどこの4人の中だったらきっとまともな部類に違いない。
 一番苦労しそうなタイプだけど陰でいろいろとやっていそう。

 他に印象に残っている人と言えば…絶対アリスなんだけどな。途中から字幕仕様とは豪勢な!
 あとさこさん。彼ははずせない。今でも別れた妻の事を考えて日々悲しんでは生活している男。
「男の純愛は〜」
 がポイント高い。ただ、確固とした技術力を持っているのにどうしてこんなところに住んでいるのだろうか…
 そして所長がかっこいい。紳士を絵に描いたような人。
「自分の乗るものは馬でも車でもロケットでも自分で整備するものだ」
 って感じの台詞には感動。
 かなり謎が多い人…

 全体として、隕石破砕は確かにメインだが、それを中心にして様々な話が混在している感じがする。
 誰と誰が繋がり、この人は何を考えているのか、それが分からなくなる時が多々ある。
 その時は思い切って見返す事をおすすめするが。

 戦闘機中心で考えるとこれはまた微妙に納得がいかないところもありつっこむ事が多い作品かもしれない。
 また、恋愛ものを考えてみるとあまりそんな事もないし。ちょっとはあるけど目立たない。
 健全な主人公達だと思う。どこのかの花嫁キラーに見習って欲しい。

 ということでこれは結構楽しんで見る事ができるかもしれない。
 パンチらとかに抵抗がある人にはお勧めしないかなぁ…

 ちなみにタイトルのSTRATOSの意味だが…たぶん「STRATO」が「層」の意味で複数形になっているのではないだろか、というのが自分の考え。「stratosphere」で成層圏なんだけどな。
 4の意味は…そこは見れば自然と分かるところ。

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