マシーン型デジモン・ロコモンが山手線に出現した。信号や他の車両を破壊しながら暴走するロコモンの影響で、ネットワークに歪みが生じ、市ヶ谷周辺を中心に東京都内がデジタル・ゾーン化してしまう。タカトとギルモン、ルキとレナモンはロコモンに乗り込み、暴走を止めようと奮闘する。しかし、ロコモンは自分の意思ではなく、寄生した相手の欲望を糧に成長する透明なデジモン・パラサイモンに操られていたのだ。そのパラサイモンにルキまでが取り憑かれてしまい、父親との思い出の歌を歌いながらレナモンやタカトを攻撃しだした。
窮地に立たされるタカトだったが、ギルモンが嗅覚でパラサイモンを見つけ出し、反撃に打って出る。しかし、パラサイモンは、デジタルワールドから仲間たちを現実世界へリアライズさせるための先兵にすぎなかったのだ。
  ということで二日続けてデジモンテイマーズの劇場版レビューなわけで。

 前作から1年後の話のため、劇場版だけ見るとどうしても話が分からないのが痛いところ。
 TVバージョンと互換性を持たせるとどうしてもこうなってしまうのは仕方ないだろう。
 劇場版だけ見るという人にはお勧め出来ないな…
 大体名前の紹介すら無いし、テンポが早すぎて誰が誰で、どういう役割で、と分からないと思う。
 TVを見た人だったら
「あ〜確かにこの役回りはあり得るな」
 と納得出来るところ。

 あらすじは上に書いてあるとおり。
 そのまんま…というか、ほとんどストーリー書かれてしまっているので何も出来ないのだが。
 いや、本当に。

 自分の中で見所、と感じたのは
○ルキの歌
○セントガルゴモンのフルバーストショット
○クリムゾンモード
 以上3点だろうか。
 他の事も重要だが、ここははずせないかな、と感じたところ。

○ルキの歌
 これはTVでも若干触れられていたところであり、歌が好きというのは周知の事実。
 デジモンの歌全般に言えることだが、主題歌など含め良い歌だと思う。
 某アニメでは
「歌から影響を受けたり与えたりしている」
 と公言しているが、それよりもこっちの方が…
 自分が抵抗無く入る事が出来たのは
「アニソンだけど、そういうらしさが出過ぎていない」
 かもしれない。
 ルキの歌は情景を示すこととルキは歌が好き、という二点を押さえるために効果的だったのでは、と思うが…

○セントガルゴモンのフルバーストショット
 これ今までの作品の中で燃える展開としては上位に食い込む場面。
 メカ好きにはたまらない。
 それに加えてあの図体であの声は反則だと思います!
 特にミサイルを後方から追っていく視点のものでは戦闘場面としては力入れすぎだろ!と言えるほど。
 デジモンは基本的に接近戦闘が多いのだが、その中で後方遠距離射撃が得意なセントガルゴモンは貴重な存在では無いだろうか。

○クリムゾンモード
 TVでは最後の最後に出てきたし、今回も最後の最後で。
 どうしてこうも土壇場で進化するのかだが、自分の中では
「感情が高ぶると何か起こるのだろう」
 と考えている。
 それだけなのだが。まぁコミック版のデジモンではそういう事が「オーバーライド」と書かれているし。

 やはり劇場版はテンポが速く、凝縮しすぎた感じがしないでもない。
 まぁそれが「らしさ」と言われたらそれまでなのだけど。

 あと、初回公演の時の映像を見たが…
 ワンピース中心だったんだな。
 おまけか、やっぱり。
 デジモン目的で来た人ってどれぐらいいたのだろうと気になったところ。
 新シリーズとか作らないかな。X-Evolutionは抜きにして。

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