■小学校の新人教諭が教室で自殺
2005年4月19日 時事ニュース
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050419-0016.html
まぁ今の時期にこういう事を書くのもどうかと思うけど…
特ダネで放送していたのでレビューでも書いてみる。
その前に。
自分は別に教師という仕事をしている訳でも無いのでその点だけ書いておく事にする。
今の時期それこそ大変だろうなと思う訳で。
何が大変かは教師になろうとしている人やなった人で無いと分からないと思う。
教師になるというのは正直大変なものだ。
大学の受験。
大学での勉強。
教育実習。
教員採用試験。
初任者研究(新任1年間は受ける義務がある)。
簡単に挙げてそれだけの事がある。
ついでに初任者研究で向いていないと判断されればそこで別の道を探さないといけない。
つまり最初の1年間は「お試し期間」というものだ。
あと、自分として気になったのは教頭の言葉。
当たり前だけどこんなところで
「うちの教師は根暗でした」
なんて言えるはずがない。
そういう事を認めたら教育委員会を否定することにもなるし、学校の評判も落ちる。
それにそういう人じゃないとできる仕事じゃないんだからな。
根は真面目だってのではないだろうか。
明るいというのももしかしたら相当無理をしていたのかもしれない。
教師が元気なかったらいけない、とか考えていたんだとしたら相当負担だっただろうに。
教育実習の時の自分みたいだ。
『生徒の前では嘘を付いてでも元気振る舞え』
んなものじゃないのだろうか。
自分から見て、この人相当悩んでいたんだろうなと思う。
TVなどでは「衝動的」とか言われているが、多分2週間ずっと悩んでいたんだと思う。
授業参観という行事があり、そこで自分より年上の親から授業を見られる。
それは考えただけでも相当のストレスになるだろうし、その事を相談する人もまだいなかったのではないだろうか。
あと6時過ぎに学校に行っていたらしい。
…早すぎると思うが、寝付けなかったとか。
または「不安、緊張のあまり早起きしてしまった」とか。
当の本人に聞く事ができないので推測にってしまうが、そういう事もあったのではないだろうか。
授業の準備をしようとしたのかもしれないしな。
TVなどではさらっと放送しただけだし、新聞でも別に取り上げられている様子でも無い。
教育学部の学生でこういう記事を見ている人はどれぐらいいるのだろうか。
自分も寝ていたらこの記事には気づかなかったわけだが。
こういう事があると改めて
「教師になる事ができるのか」
「教師になってもこの二の舞ではなかろうか」
とか思う訳で…
〓〓〓〓〓〓〓〓後日追加〓〓〓〓〓〓〓〓
警察庁のサイトに自殺者の職業などの統計があったので紹介。
http://www.npa.go.jp/toukei/
教員の自殺者は年間74人(平成15年統計)。
自殺者全体の約0.21%にあたる。
これが多いか少ないかは分からない。
全国の教員は大体100万人いると言われている。
ちなみに生徒はと言うと年齢が高くなるにつれて数が増加している。
これもある意味問題があると思うのだけど。
この記事について書いてから結構「教師 自殺」などの検索で来た人が多かった。
それだけ興味がある話題だったのだろう。
自分のこんな稚拙な文章で申し訳ない。
それにつられて自分もいろいろと見ていたのだけど、やはりいろいろと意見があるのが分かった。
「自殺するのは精神的に弱い」
「こういう奴は教師になるべきでは無かった」
「教育委員会の面接などは人間性を見抜くことは出来ない」
「たった2週間で教師の人間性が分かった校長はすごい」
「生徒の事を考えなかったのか」
本当にいろいろな意見があった。
やはり現実味があったのは教師と思われる人の意見だったりした。
自分はただ「教育実習に行っただけ」だったわけだし。
教師の卵でもないや。
ところで教育実習について。
「教育実習はお客さんだから教師になりたいと思う人が多い。
だけど現実はそんなに甘くない」
そんな意見もあった。
…教育実習ってそんなに楽しいものなのか。
地獄だったぞ。
そういうところに行ったから教師になろうとか思ったんだろうな。
現実とのギャップはどこにでもあるところだけど。
この教師がイメージしていた学校とはどういうところだったのだろうか…
楽しみにしていたんだろうな。
あとここからは自分の事。
自分が教師になりたくないと思ったのは何点かある。
・人の上に立てるほどの人格の持ち主では無い
これは本当に思う。
「教師は生徒の見本でないといけない」
と言われた時点であきらめた。
・教師同士の関係がやばいと思った
教育実習で教師同士の関わりを見ていてやっていけないと思った。
陰でこそこそと愚痴を言っていたり(これは許せた)、何か分からないが仲間はずれにしているような雰囲気があったり…
そういうところは敏感なんだよ、自分。
短大を卒業した友人などに聞いたりするとなかなかおもしろい事も聞けたりとかな。
教育学部にいてもたまに思うのだけど、どうも同じ教科とか学年とかで枠を作ってつるむのが好きなようだ。
自分も含めて。
そんな固まってもなぁ…
あと、ここは教育学部生として言いたいことがある。
「子どもが大好き」
で教師になろうとしている人がいるんだったら…
とっととあきらめろ。
生徒との関わりは良いといて周りとの関わりが恐ろしいことになるかもしれないから。
教育実習生が授業をしていると生徒が親にしたらしいのだが
『勉強が遅れたらどうするんですか!』
と学校に電話をかけてくる親もいるぐらいだから。
(その電話が来たとき自分は指導案の指導を受けていたり…しかも次はそのクラスの授業)
子どものためだったら死ねるぐらいの気力があるんだったら教師になって欲しいと思う。
・周りの目
教師は「教室の王様」とか言われるが…教室だけ。
教室から出たら同僚の目。
学校から出たら地域の目。
授業参観では親の目。
聖職者と言われるだけあっていろいろなところから見られている。
どうもそういうのが嫌だったし…
そこまで期待に応える事ができる人では無いので。
そんな事が気にかかっているので踏み切れないでいる。
どの職業もいろいろと問題はあるのだろうけど、自分は教育関係しか分からないので。
他の職種の事が知りたいんだった他のところを回ってください。
まぁ今の時期にこういう事を書くのもどうかと思うけど…
特ダネで放送していたのでレビューでも書いてみる。
その前に。
自分は別に教師という仕事をしている訳でも無いのでその点だけ書いておく事にする。
教諭は県内の大学を今春卒業、小学校教員として県に採用され同校に赴任したばかりで、同日は授業参観日だった。同校の須田次枝教頭は「声が大きくはつらつとした好青年で、子供とも明るく接しており、悩んでいる様子はなかった」と話している。遺書は見つかっていないという。新任教師の自殺…か。
今の時期それこそ大変だろうなと思う訳で。
何が大変かは教師になろうとしている人やなった人で無いと分からないと思う。
教師になるというのは正直大変なものだ。
大学の受験。
大学での勉強。
教育実習。
教員採用試験。
初任者研究(新任1年間は受ける義務がある)。
簡単に挙げてそれだけの事がある。
ついでに初任者研究で向いていないと判断されればそこで別の道を探さないといけない。
つまり最初の1年間は「お試し期間」というものだ。
あと、自分として気になったのは教頭の言葉。
当たり前だけどこんなところで
「うちの教師は根暗でした」
なんて言えるはずがない。
そういう事を認めたら教育委員会を否定することにもなるし、学校の評判も落ちる。
それにそういう人じゃないとできる仕事じゃないんだからな。
根は真面目だってのではないだろうか。
明るいというのももしかしたら相当無理をしていたのかもしれない。
教師が元気なかったらいけない、とか考えていたんだとしたら相当負担だっただろうに。
教育実習の時の自分みたいだ。
『生徒の前では嘘を付いてでも元気振る舞え』
んなものじゃないのだろうか。
自分から見て、この人相当悩んでいたんだろうなと思う。
TVなどでは「衝動的」とか言われているが、多分2週間ずっと悩んでいたんだと思う。
授業参観という行事があり、そこで自分より年上の親から授業を見られる。
それは考えただけでも相当のストレスになるだろうし、その事を相談する人もまだいなかったのではないだろうか。
あと6時過ぎに学校に行っていたらしい。
…早すぎると思うが、寝付けなかったとか。
または「不安、緊張のあまり早起きしてしまった」とか。
当の本人に聞く事ができないので推測にってしまうが、そういう事もあったのではないだろうか。
授業の準備をしようとしたのかもしれないしな。
TVなどではさらっと放送しただけだし、新聞でも別に取り上げられている様子でも無い。
教育学部の学生でこういう記事を見ている人はどれぐらいいるのだろうか。
自分も寝ていたらこの記事には気づかなかったわけだが。
こういう事があると改めて
「教師になる事ができるのか」
「教師になってもこの二の舞ではなかろうか」
とか思う訳で…
〓〓〓〓〓〓〓〓後日追加〓〓〓〓〓〓〓〓
警察庁のサイトに自殺者の職業などの統計があったので紹介。
http://www.npa.go.jp/toukei/
教員の自殺者は年間74人(平成15年統計)。
自殺者全体の約0.21%にあたる。
これが多いか少ないかは分からない。
全国の教員は大体100万人いると言われている。
ちなみに生徒はと言うと年齢が高くなるにつれて数が増加している。
これもある意味問題があると思うのだけど。
この記事について書いてから結構「教師 自殺」などの検索で来た人が多かった。
それだけ興味がある話題だったのだろう。
自分のこんな稚拙な文章で申し訳ない。
それにつられて自分もいろいろと見ていたのだけど、やはりいろいろと意見があるのが分かった。
「自殺するのは精神的に弱い」
「こういう奴は教師になるべきでは無かった」
「教育委員会の面接などは人間性を見抜くことは出来ない」
「たった2週間で教師の人間性が分かった校長はすごい」
「生徒の事を考えなかったのか」
本当にいろいろな意見があった。
やはり現実味があったのは教師と思われる人の意見だったりした。
自分はただ「教育実習に行っただけ」だったわけだし。
教師の卵でもないや。
ところで教育実習について。
「教育実習はお客さんだから教師になりたいと思う人が多い。
だけど現実はそんなに甘くない」
そんな意見もあった。
…教育実習ってそんなに楽しいものなのか。
地獄だったぞ。
そういうところに行ったから教師になろうとか思ったんだろうな。
現実とのギャップはどこにでもあるところだけど。
この教師がイメージしていた学校とはどういうところだったのだろうか…
楽しみにしていたんだろうな。
あとここからは自分の事。
自分が教師になりたくないと思ったのは何点かある。
・人の上に立てるほどの人格の持ち主では無い
これは本当に思う。
「教師は生徒の見本でないといけない」
と言われた時点であきらめた。
・教師同士の関係がやばいと思った
教育実習で教師同士の関わりを見ていてやっていけないと思った。
陰でこそこそと愚痴を言っていたり(これは許せた)、何か分からないが仲間はずれにしているような雰囲気があったり…
そういうところは敏感なんだよ、自分。
短大を卒業した友人などに聞いたりするとなかなかおもしろい事も聞けたりとかな。
教育学部にいてもたまに思うのだけど、どうも同じ教科とか学年とかで枠を作ってつるむのが好きなようだ。
自分も含めて。
そんな固まってもなぁ…
あと、ここは教育学部生として言いたいことがある。
「子どもが大好き」
で教師になろうとしている人がいるんだったら…
とっととあきらめろ。
生徒との関わりは良いといて周りとの関わりが恐ろしいことになるかもしれないから。
教育実習生が授業をしていると生徒が親にしたらしいのだが
『勉強が遅れたらどうするんですか!』
と学校に電話をかけてくる親もいるぐらいだから。
(その電話が来たとき自分は指導案の指導を受けていたり…しかも次はそのクラスの授業)
子どものためだったら死ねるぐらいの気力があるんだったら教師になって欲しいと思う。
・周りの目
教師は「教室の王様」とか言われるが…教室だけ。
教室から出たら同僚の目。
学校から出たら地域の目。
授業参観では親の目。
聖職者と言われるだけあっていろいろなところから見られている。
どうもそういうのが嫌だったし…
そこまで期待に応える事ができる人では無いので。
そんな事が気にかかっているので踏み切れないでいる。
どの職業もいろいろと問題はあるのだろうけど、自分は教育関係しか分からないので。
他の職種の事が知りたいんだった他のところを回ってください。
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