長らく続いたこのシリーズも完結ということで。
 ひとまず「ご苦労様でした」と言いたい。

 後書きのほうで有楽彰展さんが書かれているようにやはり最終話まだのカウントダウンが始まってから話を若干ではあるけどはしょった感じがしないでもない。
 最後の部分は
『読者にお任せします』
 そんな感じだったしな。
 自分としてはまた良い最後だと思うが。

 この作品を最初から読んでいるとつじつまが合わなかったり、誰が誰だかさっぱりで。
 後半になると「こいつ誰だっけ?」みたいになってしまう。
 この巻では主要人物ばかりで固めてしまったので脇役の方々が…
 いてもレイヨンとシエルぐらいか?
 テイルは主要だし、一応ライバルということで。

 途中から有楽さんはパソコンを導入したりして、作風が急に変わった時には驚いた。
 いきなりだったからな。
 だけどそれは良い方向に変わったのだからOKだろう。
 これでダメになっていたら悲しいけどたぶん継続して読まなかったと思う。

 絵は好転したのだけど、ストーリー的には前の方が面白かったのは若干残念なところ。
 おそらく初期設定を部分的に忘れてしまったところがあったのかもしれない。
 次回作があるのであればそこに気をつかってもらえたらかなり楽しめそうな予感。

 まぁ…買えとおすすめする事はできないな、自分としては。
 立ち読みなどをして気に入ったら買うべし、と言っておく。
 最近のガンガンは鋼のにまほらばと人気作品が多かったのでその影でひっそりとしてしまったな。
 話の設定などは面白かっただけに残念なところ。

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