▼Sleipnir2

　今までβ版だったのだが、やっと正式版が出てきたわけで。
　そもそも2になった理由というのが、ソースコードが入ったパソコンを盗まれるという事件があったため。
　結局見つからず、新たに1から作ることになったわけで。
　それがこの2になる。

　1と大きく異なる点としてはプラグイン重視になったこと。
　1でもプラグイン拡張は出来たが、今回はよく幅広く出来るようになるらしい。
　Firefoxと似たようなものと考えれば良いだろう。

　現在2の方を使っているが、自分が使っている限り不便なところは特に無い。
　最初にいろいろといじったからだと思うが…
　1.66を使っていた人が乗り換えると少々戸惑う事が多いかもしれない。
　ということで簡単な説明をしてみようと思う。

▼インストール
　自分はアーカイブの方を使用した。
　そもそもSleipnirはレジストリを使用しないのでどこに入れても動くのが特徴。
　解凍し、好きな場所に置いてから使用することをおすすめしたい。
　1.66と異なるのはEXEファイルの場所。
「bin」というフォルダにあるのでそこから起動させる。
　ショートカットを作る場合右ボタンを押したままデスクトップにでもドラッグするとやりやすい。

▼起動
　さきほど言ったようにEXEはbinフォルダ内にある。
　起動させると引き継ぎの設定が出てくる。
　自分が使っていたブラウザから引き継ぎをすると便利。
　ここでちょっと気になるところが。
　自分だけかもしれないが、マウスジェスチャーの引き継ぎは出来ない。
　出来るのはお気に入りだけのようで。

▼マウスジェスチャー
　Sleipnirを使うのであれば設定しておきたい項目。
「ツール→Sleipnirオプション→ユーザインタフェース→マウスジェスチャ」
　以前から使っている人はその設定を。
　お気に入りを開くなどは「アクションから」に入っている。
　ただし、アクションからは英語になっている。
　簡単な単語ばかりなので大丈夫だと思うが…

▼RSS
　1.66ではプラグインとして入っていたものが2からはデフォルトで使用可能になった。
　以前使用していた人は
「右クリック→エクスポート」
　でデータを一度出してインポートすると引き継ぎが出来る。

　また新しいこととしてRSS対応(XMLとか)もお気に入りに入れることが出来る。
　クリックすると最近更新された記事が下に開くのでクリックすることで記事に直接飛ぶことが出来る。
　2になってからRSSに力を入れていることが伺える。

▼検索
　ボタンはデフォルトではアマゾンとNAMAANになっている。
「ツール→Sleipnirオプション→ツールバー→カスタム検索ボタン」
　ただし、種類は1.66と比べ減っているので自分で登録できる人は増やした方が良い。
　増やした分だけボタンが増えるので出来たら3つとかそれぐらいが妥当。
　左の虫眼鏡をクリックするとカテゴリ検索が出来るので何かについて調べたい場合はこちらで。
　Sleipnir検索と言ってExite検索だが…

▼デザイン
　基本的な部分は変更無し。
　ただしボタンが大きいと感じる人がいるかもしれない。
「表示→スキン」
　smallとついているものはボタンが小さく表示されるもの。
　ちなみにボタンはかなり減っているので初心者の人でも戸惑う事は無いだろう。
　以前から使っているとちょっと物足りなく感じることがあるかもしれない。

　一応速攻レビューということで。
　ずいぶんと使い勝手が向上したと感じるのでそろそろ乗り換えても大丈夫かと思う。

■Sleipnir公式ページ
http://www.fenrir.co.jp/sleipnir2/