ISBN:4832275496 コミック 蒼樹 うめ 芳文社 2005/10/27 ¥860

 えー、立ち読みしただけのものだったり。
 近くのMisumiは1巻だけ立ち読みが出来るというなかなか良いシステムを持っている。
 おかげで色々なコミックを見ることが出来る。
 そして何冊か買いたいものが出てくる。
 …思いっきり策略にはまっている。

「スケッチ」と名前がついていることから分かるように美術系の学校の話。
 しかし
「絵が大好きな少女が努力をしてプロ絵の道を歩んでいく」
 なんて話では無い。
 むしろそういう気配がゼロ。

「美術系なのに何となく美術系じゃ無い人たちの集まり」
 って感じがする。
 多分コメディアンに向いている人たちだ。
 …ギャグ系のものは全部そうなってしまうか。

 さて、話を戻そう。
 読んだ感想としてはやはり同じマンガタイムきらら系で連載されていたトリコロに似ている印象がある。
 学園もので4コマでギャグと共通点が多いからだろう。
 ただ、こちらはトリコロと対照的に学校が舞台。
 そして家族では無く友人関係が中心と似ているようで実は対照的な作品であったりする。
 比べてしまってから言うのは説得力が無いだろうが、似て非なるものであり、甲乙付けがたいのは確かだ。
「おい、ホントかよ?」
 と思われる方は一度読んでみることをおすすめする。

 舞台は「ひだまり荘」という学生寮のようなところ。
 そしてやまぶき学園という高校の美術科。
 あと近所のコンビニ。
 なかなか身近でしかも誰でも分かる舞台設定。
 何も難しいことは無い。
 ただ単に日常の中にギャグを盛り込んでいるのだから。
 だけどそれが良い。

 豪快に笑うことは無くても笑いをこらえて笑う感じかな。
 そういうほのぼのストーリー。

 さて、最後に毎度おなじみの登場人物紹介。

▼ゆの
 天然系。
 天然だけどしっかりしている面も「たまには」ある。
 絵はファンシー系が中心でうさぎさんが二足歩行してます。

▼みや
 元気なのが売り。
 だけど受験の時には不覚にも風邪をひいてました。
 基本的にボケ役。
 しかし実は面倒見は結構よかったり。

▼ヒロ
 何を考えているかさっぱり分からない。
 しかし体重の話は厳禁。
 呪いのゆかたの所持者。

▼沙英
 美術科だけど作家をしていたり。
 どうして小説を書いているかはお楽しみ。
 この中ではかなりまとも。
 まともなのにどうしてだろう…なんかまともって断言できない。

▼吉野屋先生
 牛とは無関係です。
 合歓が大きいから牛。牛だから吉野屋。
 そんな深い意味は無いような気がする。
 コスプレ好きで全然まともなことを話していない。
 清掃活動でどうしてメイドのコスプレをしてきますかねぇ…

▼校長
 多分一番の苦労人。
 顔が長い。
 無表情だけど言動に感情がみなぎっている人。
 顔が長い。

▼コンビニのおばちゃん
 コンビニなのに7時過ぎには閉めちゃう。
 だけど起こせば売ってくれるから問題なし。
 だから「コンビニ(便利)」なんだよ。

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