ISBN:4757717016 文庫 田口 仙年堂 エンターブレイン 2004/01 ¥672

 4月からアニメ化ということで、試しに読んでみた。
 イラストが日向さんということもあったが、何より
「商店街の福引きでガーゴイルを当てた」
 というところで購入決定。
 どういう商店街ですか!

 話は吉永さん家とその周りの人の話。
 以上。
 とか言ったら何か分からないな。

 1巻ではガーゴイルがどうして吉永さんのところに来たかということで。
 そしてガーゴイルが異常に頑丈。
 どういう理屈か分からないが、町内だったら危険予知などが出来るということが書いてある。
「どういう理屈か分からないが」というのが良いのかもしれない。
 これが「こういう原理で」と書かれていたら「本当にそういうことありなの?」という話になるだろうし。
 それで話がややこしくなり、今後の展開が狭まる可能性が出てくる。
「そういうもの」として読めば問題なし。

 ただ、ガーくんの欠点というか、仕方ないのだが…
 戦闘シーンが悲しいほどシンプルなのよね。
 だって石像だから動けない。
 飛べても手足は動かない。
 だからこそシンプルな感じで良いのだけど。
 目からビームとかどっかの誰かさん(http://www.broccoli.co.jp/dejiko/profile/dejiko.html)のようじゃないか。

 取りあえず一家に一台欲しいな、ガーゴイル。

▼吉永和己
 5割の確率で女性と間違われる高校生。
 たぶん一番まともな人。
 キレると最強。
 好きな言葉は「大切なものは目に見えないもの」。

▼吉永双葉
 5割以上の確率で男と間違われる小学生。
 和己の妹。
 特技はプロレスで、得意技は小柄な体型を生かしたドロップキック。
 好きな言葉は「先手必勝」。

▼ガーゴイル
 福引きの景品として吉永家にやってきた。
 真面目な性格で、吉永家を守る事を第一としている。
 好きな言葉は「話せば分かる」。

▼高原イヨ
 錬金術師で、アンティークショップを経営。
 ガーゴイルを福引きの賞品にした張本人。
 実はすごい人らしいが、そういう面が一切見えないのが何とも。
 好きな言葉は特に無し。

▼東宮天祢
 社長さん。
 ケルプという自動石像を作成。
 好きな言葉は「臥薪嘗胆」。

▼ママ
 たぶん吉永家最強の人。
 朝から子どもたちに平然とプロレス技をかける大胆な一面も。

▼パパ
 取りあえず影が薄い。

▼小野寺美森
 双葉の同級生。
 盲導犬エイバリーを「少尉」と呼ぶ。

▼エイバリー少尉
 美森の父親の盲導犬。
 かなり賢い。
 戦争映画が好きで、そこで出てきた同じ名前の「エイバリー」が少尉だったことから美森から少尉と呼ばれる。 

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