ISBN:4063730492 コミック 高殿 円 講談社 ¥540

 立ち読みで読んだもの。

 元々はMF文庫(ゼロの使い魔とか出しているところ)でそれのアナザーストーリーのコミック版らしい。

 世界観としては「銃と魔法の世界」。ただ、魔法は単独で出すことができない。
 簡単に言うと人間がつけあがったから神は魔法を使えないようにした。しかし人間はずる賢く鉄の文明の成果「銃」を使うことを思い立った。銀の銃弾に詠唱文−ゲルマリック−を入れ火薬で銃弾を追い出しゲルマリックを走らせる。
 この設定がなかなか一品。

 ストーリーとしてはルーカ・アスラシオンという男が死刑にされるところ、聖女グレイシスの懇願で「懲役500年」となる。
 しかしこれでは終身刑。この刑期を縮める手はただ一つ
『自分を裁いた教団であるメンラナリン教団の尖兵として任務を遂行する』
 その任務というのは犯罪者たちの処罰であり……

 任務の中で彼はその言葉の存在自体を消し去るという「銃姫」を探す。

 このコミックの斬新なところはゲルマリックの表現。
 単に縦横に書くのではなく、まるで新聞の切り取りのように書いている。
 詠唱の表現であれば「エレメンタル・ジェレイド」があるがそれとはまた別の感じ。属性などもあるのでパクリか?と思われるが読んでみると違うなーとは感じた。

 個人的にはこういう詠唱などは文庫本などで読むと言葉遊びの要素が際だつと感じたので、機会があれば文庫の方を読んでみたいと思う。

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