▼パラシュートの日
 1797年10月22日にフランスのアンドレ・ガルネランが高度約2400mから布製の傘のようなもので飛び降りた事に由来する。

▼3両編成:Nゲージの線路も走れる「Qトレイン」、6種で登場 - ITmedia +D LifeStyle
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0810/21/news093.html
 やばい、これは集めて走らせたら楽しそうだ。

▼【2ch】ニュー速クオリティ:きょうび腕時計してるやつはオッサン
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51222774.html
 G-Shockだけど付けてるよ。ケータで時刻確認をするより早いし。
・G-300-3AJF
http://www.e-casio.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=G%2D300%2D3AJF&category=101010

▼仕事耕具:入力はテキストデータだけ――折りたたみ式キーボード搭載の「ポメラ」 - ITmedia Biz.ID
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0810/21/news069.html
 おもしろいけど、少々高いなーせめて4桁、高くても1万円台なら手が出るのだが……
 最強は紙だけと。

▼日々是遊戯:しょうこおねえさんが描いた「ココロ」がやっぱりヒドい件 - ITmedia +D Games
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0810/21/news056.html
 まだ分かる……分かるか?

〓〓〓〓 2318 食べて歩いて 〓〓〓〓

 そんな一日だった。

■待ち合わせ
 NSと電停で待ち合わせてから昼飯で柿の木ラーメンへ。
 自分は何度か食べに行ったのだが、NSは初めて。
 NSはしょうゆとんこつ、自分は塩とんこつとチャーシューご飯。

■荷物を置いて
 市電で天文間へ行き、天文館をぶらぶら。
 ソフトバンクショップでケータイを見たりしてきた。まだ秋冬モデルの情報は出ていなかったな。

■アニメイト
 今月18日にダイソー前から市電通り沿いに移転したらしい。
 ということで行ってきた。
 以前と比べると通路が広くなった。そして明るい。雰囲気が良くなったな。
 ビルの3階なので少し抵抗があるというう人もいそうだが、エレベーター・階段の正面に入口がないので入りやすかった。
 時々行っても良いかな。

■ミスド
 歩いて疲れたのでミスドで休憩。なんか新商品が出て、しかも100円と聞いたので行かないわけには行かない。

■漆
 三越で工芸展をしていたので行ってみた。
 20台が二人で行くところではないかも知れないが……そんなことはなかった。
 なんと職人さんが説明をしてくれた。店員さんかと思ったら実際に作っている人だったのでびっくりだった。
 向こうもうれしかったらしい。というのも自分たちのような若い人が来ることはないからとか。
 自分たちもさーっと見るぐらいだったのだが……
 いろいろ聞いたのでまとめてみたいのだが、長いので後でまとめてみようかと。

■晩飯
 工芸展で1時間ぐらい話を聞いたら晩飯時になったので晩飯を食う場所を考える。
『焼いた肉が食べたい』とかで……
 結局「なべしま」だったわけだが。
 しかしうまかったなぁ。焼肉とか久しぶりだったし。

■ということで
 歩き回ったら眠いのでこんなところで。
 アウトラインだけ書いて明日でもちゃんと書こう。寝ぼけて書くよりはマシだ。む

〓〓〓〓 追記 漆の話 〓〓〓〓

 三越で見てきた漆器展。そこで聞いた話をまとめてみようと思う。
 できる限りネット上の情報を併記しようかなーと。

 とこんな感じで話をまとめるのは話してくださった方の考え方に共感したので。
 さすがに漆器展に行くのは中高齢の方が多いらしく、若い人たちは見に来てくれないと。
 だけど、中高齢の人たちばかり相手にしていても減っていくばかり。できれば若い人たちに興味を持ってもらって、ずーっと文化をつなげていきたいという話をされたので。
 そんなわけで話の内容を少しだけではあるが書き記そうと思った。
 間違いがあればその手の方にコメントで教えて頂きたいし、鹿児島在住の方で興味を持たれた方は是非とも足を運んで頂きたい。
 という事で感想を交えつつ話の内容を書いてみたいと思う。

■最初
 薩摩切子と同じフロアにあったからという理由で入った漆器展コーナー。
 漆器なんてあまり見る機会が無いので「高いなー」とか「金かー」などと見ていた所、横から『手に取って見てください』と声をかけられた。
 いやいやいやいや、無理!目の前にあるものはコンマが2つあるし!傷とかついたらどうしたら良いんだと遠慮していたのだが
『手に取って手あかが付くと漆の栄養になるんですよ』と。
「?」『?』と頭にはてなマークが付く二人。
 とこれがきっかけで色々と話を聞く事になった。
 説明をして下さったのは上記の通り若い人に知って欲しいということと、それと説明するのが好きだからということで。いやはや、似た雰囲気を感じる。
 ちなみに店員さんかと思ったらご自身や知人も漆器職人さんだそうで……そりゃ話の内容が詳しいはずだ。

・漆の硬化
『漆は空気中の水分で硬化する』という話だった。
(水蒸気の酸素と漆中の酵素が反応し重合する事で硬化する。※1)
 また20~30℃、湿度70%ぐらいで硬化するのは酵素が活躍しているためだからとか。
 まさか酵素が関係しているとは……。
 それから温度を上げて乾燥させ、十分乾燥するためには4日以上かかるとか。それだけ手間がかかるから貴重なのか。

 あとできて1年ぐらいの漆器、新しい漆器ほど慎重に扱わないといけないとか。
 というのも時が経つにつれて硬化していくためで、最初はまだ柔らかいので慎重に扱わないと後々傷が残るから。
 なんか7Hぐらい――鉄に匹敵する硬度――になるらしい。尋常じゃないな、漆。

・模様の付け方
 あの漆器によくある金色の模様。あれには代表的なもので3つほど方法があるらしい。

・蒔絵(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%94%E7%B5%B5)
 漆を接着剤にして、その上から金粉を蒔く手法。
 色合いが違う金色があるが、それは金粉の粒子の大きさによる。粒子が大きいと明るく、細かいほど鈍いものになる。

 漆を塗る作業だが、細い筆で塗るらしい。持つとも細いもので、腕があれば「1mmに5本、間を開けて書く事ができる」らしい。ということは少なくとも0.1mmレベル。
 この筆だが琵琶湖周辺にいるネズミの脇の毛を使ったもので、昔からそれが最も良いとされているとか(※3)。
 しかも先の2mmほどに漆をつけて……ってどんなレベルの話だ。
 今ではその筆を作っている職人も少ないらしく、筆自体が貴重なものとか。
 つまりはそれが無くなれば蒔絵の危機となる。

 そして余談だが、蒔絵の場合面積が広いものほど技術が高くなる。
 というのも広い面積を一気に塗る事ができず、しかも後で研がないといけないので均一の高さにしないといけない。
 細筆で均一な図柄を描くのは至難の業となるため高価な存在となる。
 ということでほぼ全体が金色の漆器の値段は乗用車1台分を軽く越えていた。尋常じゃない、車と同等とか。

 また重ね塗りがあると若干価値が上がる。
 単純に材料費の問題らしい。しかし塗って、蒔いて、乾燥させて、研いでという手間が幾度もかかるのでそれだけの価値はあると。

・沈金(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%88%E9%87%91)
 これは漆面を彫って、そこに漆を塗り、金箔を押しつける事で定着させる方法。
 松葉等で使われる手法らしい。
 展示してあった(というか商品なのだが)は人間国宝級が作ったものらしく……価格は目が飛び出すぐらいのものに。
 同じ図案でも人間国宝と職人では全く価値が違うらしい。それが「銘」なのだと。

・螺鈿(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9E%BA%E9%88%BF)
 貝の内側、光沢部分がある所を貼ったもの。輝いている部分はこれで、白っぽいものだけではなく青いものもあるとか。メキシコかどこかから運ばれてくるらしい。ようこそ、日本へ。
 この螺鈿は貝に漆を塗って接着するわけだが、後ろが黒くないと綺麗に反射しない。

 この会場では源氏車をかたどったものが展示されていた(確かオルゴールだったはず)。
 源氏車は鴨川に車輪がある図案なのだが……この車輪は壊れたから捨ててあるわけではないらしい。自分はてっきり不法投棄だと思っていた。
 昔の牛車の車輪は外枠が鉄製で、スポークが木製だった。時々そのスポークが抜けてしまうため水につけて保存をすることで気をふやかして抜けを防いでいたと。

・漆の色
 漆器と言ったら黒か朱色がメインだが、漆の色とは何色なのかという話。
 やはり赤かなと。それに黒の何かを混ぜれば黒になるだろうし。
 正解は……薄い茶色らしい。
 それに酸化鉄を混ぜると黒くなり、入れないと半透明の薄い茶色になるらしい。
(半透明のものを「生漆」と言い、採ったばかりの樹液「あらみ」を濾過したものを言うらしい。※2)

 現在ではその透漆に顔料を加える事で色々な色が出せるとかで。漆塗りの人形で色鮮やかなものがあるのは顔料を使って色を作っているかららしい。
 ただし自由に色が出せるわけではなく、そこそこ難易度が高いらしい。
 漆は硬化するのに時間がかかり、なおかつ湿度や気温の影響を受けて微妙に色が変わる。そういうことで何度か試し塗りをして納得のいく色を作っていくとか。

 黒と朱色がメインなのはかつては使える顔料が少なく、黒と朱色ぐらいしか出せなかった名残らしい。
 それと黒と金のコントラストが美しいというのも理由とか。確かに仏壇などはそういうのが多いし、重箱等の縁起物に向いた色合いではあるな。

 時々少し赤みがかった黒の漆器があるらしく、それは値段が黒だけ、赤だけのものよりも高いらしい。現に展示してあるものちゃぶ台がそれにあたる。
 これは黒い漆を塗った上から生漆を塗るという二段構えになっており手間がかかるから。
 最初は黒いが、それが次第に半透明になるにつれて赤みを帯びてくる。それは漆がはげたからではなく、表面に塗った漆が乾燥してきたためだとか。それだけ良い品で頑丈になるらしい。

・金が多い理由
 蒔絵、沈金で金をよく使い銀を使う事が少ないのは手間の関係だそうで。
 蒔絵で使われる金は粒子が丸いものが多いとか。銀はというと粒子が角張っている事が多いので均一な色を出すことが難しい。そのため一度粒子を丸くする手間が必要となるので少ないとか。
 要は金だと手間が少なく、高級感が出て、なおかつ高価になる。それであれば銀よりは金を使った方が良いと。

・グラデーションの出し方
 朱色と黒のグラデーションが綺麗な花器があったのでグラデーションの出し方も聞いてみた。
 赤の上から黒を塗ってぼかしているのかと思ったがそうではなく、同時に塗っているらしい。筆を何本か使いグラデーションを少しずつつけていくと。
 漆の乾燥速度が遅いからできる技だとか。プラモのグラデーションとは別なのか。

・銀杏鶴
 銀杏の模様が多いと思って見ていたが
『これ銀杏でしょ?』と改めて問われる。確かに銀杏だが……
『けど鶴なんだよね』
 って鶴だ!ほう……言われないと気づかなかった。縁起物に銀杏が多いと思ったが、鶴ということか。なるほど。
 
 そんな話をしてもらった。
 まさかぶらっと立ち寄ったところで、しかも買わない人にここまで話をしてもらえるとは感謝。
 今興味を持ってもらって、将来的に買ってもらったりして技術と文化が繋がればそれで良いのだとか。

 自分達にとっては何より「この価格がぼったくりではない」と分かった事が一番の収穫だったか。
 それだけ手間がかかっているから妥当だと思うように……ってそれ良かったのか?
 良いものを見る事ができたのは良かったか。プラスチック製のものを漆器と偽って売る人もいるようで、そういうものにひっかからないためにも良いものを見ておくのは大切だなーと。
 そんなわけですごく充実した1時間だった。見て聞くだけだったが満足満足。

※1
 漆の性質(http://www.sekisaka.co.jp/yojyuro/mametis/mametis.html)
※2
 漆 - Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%86)
※3
 蒔絵(http://www.lesartisans.jp/category/1209859.html)
 伝統蒔絵の技法(http://www.kaga-tv.com/yamanaka/makie/makie.html)

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