午前6時半。
突然枕元に置いてあった携帯が震える。
「こんな時間に何事?」
と寝ぼけた頭で考えつつ携帯を開く。液晶には父方の実家の番号が表示されている。
「もしもしー」
寝起きの低い声で言うと叔母さんが
『お父さんどこにいる?』
とかなり慌てた様子。
「今鹿児島にいますよ」
『かわって、早く』
「あ、はい」
慌てて父さんのところに行き電話を渡す。
電話が終わってから父さんから話を聞くと父方の祖父が倒れて救急車で運ばれたらしい。
一応自分は仕事に行く準備をして、父さん達が都城に行くとのことだったので電車の時刻を調べる。
次の電車が10時過ぎだったのでとりあえず中央駅まで行きレンタカーで行くように計画を立てる。
そんな感じで妹を除く3人でどたばたしていたところ祖父が息を引き取ったという電話が入った。
とりあえず自分は職場の人に連絡をして、あとは今日しないといけなかった仕事内容の説明文をメールで書いてと。
とりあえず暫く仕事には行けないわけで。
後で仕事に行ったらどうしてマニュアルが無いとか言われそうだけどな……出来ることだけはしておかないと。
結局電車で中央まで行く予定だったが予定変更。父さんだけレンタカーを借りてそれから高速で行くこととなった。予定を全て前倒し。
少し落ち着き国分になって気づいた。スーツを積んでいない。
どたばたしていたため何を積んで積んでないか分からなくなっていたらしい。後で電車で戻るか等予定を立てておく。もし無理そうだった時には買えばよいかと。
都城に着いたのは電話があってから1時間半後。
いつも寝ていたベッドの布団は無くなりその横に布団が敷いてあり祖父が寝かされていた。白い布が顔にかけてある以外はいつもと同じ様子だった。
で、この後だが何があったか当日の夜でも覚えていない。
着いてから家族葬にしようということになり、通夜で出すお茶がないので母さんと来るまで買いに行ったら途中でまた茶菓子が無い等で走ったり。
とりあえず朝におにぎりを一つ食べてから何も食べていないのでコーヒーを飲んでまた実家に戻る。
この後新聞に亡くなった報告を出すと祖母が言い出したので伯父達ともめたり。
……そりゃ出したら家族葬にならないだろう、と隣の部屋で思いつつお茶の準備をしていた。結局出さないことになったらしいが。
夜になり晩飯をどうするかとなった。
伯父家族とうちの家族だけでと思ったのだが張り切った祖母が親戚中に『今日が通夜だから』と連絡したので人数が数倍に。
別にいいのだが、今日は仮通夜だ。
ともかく飯が無いので母さんとまた買い物に。ちょうど2割引だったのでお総菜を大量に買って帰る。
そして『紙コップが無いから』と言われまた戻ることとなった。
帰ってきたら葬儀社からコップが借りていたことが判明。誰かー誰か冷静な人はいないのかー!
親戚が飯を食っている間母さんと伯母たちと一緒にお茶を出して等走り回っていた。
飯を食ったのは結局10時頃だった。サラダとおにぎり。
暫くして仕事を終えたいとこが到着。久しぶりに話をしたり。
それから親族で明日以降の予定を話し合って解散したのが24時過ぎとなった。
朝からどたばたで走り回ってと。なんで自分達こんなに慌ただしく走っていたのだろうか、本当に。
今日さ、祖父の顔ゆっくり見てないんだけど。あれ、見たっけ。本当にどうだったのか覚えていない。
突然枕元に置いてあった携帯が震える。
「こんな時間に何事?」
と寝ぼけた頭で考えつつ携帯を開く。液晶には父方の実家の番号が表示されている。
「もしもしー」
寝起きの低い声で言うと叔母さんが
『お父さんどこにいる?』
とかなり慌てた様子。
「今鹿児島にいますよ」
『かわって、早く』
「あ、はい」
慌てて父さんのところに行き電話を渡す。
電話が終わってから父さんから話を聞くと父方の祖父が倒れて救急車で運ばれたらしい。
一応自分は仕事に行く準備をして、父さん達が都城に行くとのことだったので電車の時刻を調べる。
次の電車が10時過ぎだったのでとりあえず中央駅まで行きレンタカーで行くように計画を立てる。
そんな感じで妹を除く3人でどたばたしていたところ祖父が息を引き取ったという電話が入った。
とりあえず自分は職場の人に連絡をして、あとは今日しないといけなかった仕事内容の説明文をメールで書いてと。
とりあえず暫く仕事には行けないわけで。
後で仕事に行ったらどうしてマニュアルが無いとか言われそうだけどな……出来ることだけはしておかないと。
結局電車で中央まで行く予定だったが予定変更。父さんだけレンタカーを借りてそれから高速で行くこととなった。予定を全て前倒し。
少し落ち着き国分になって気づいた。スーツを積んでいない。
どたばたしていたため何を積んで積んでないか分からなくなっていたらしい。後で電車で戻るか等予定を立てておく。もし無理そうだった時には買えばよいかと。
都城に着いたのは電話があってから1時間半後。
いつも寝ていたベッドの布団は無くなりその横に布団が敷いてあり祖父が寝かされていた。白い布が顔にかけてある以外はいつもと同じ様子だった。
で、この後だが何があったか当日の夜でも覚えていない。
着いてから家族葬にしようということになり、通夜で出すお茶がないので母さんと来るまで買いに行ったら途中でまた茶菓子が無い等で走ったり。
とりあえず朝におにぎりを一つ食べてから何も食べていないのでコーヒーを飲んでまた実家に戻る。
この後新聞に亡くなった報告を出すと祖母が言い出したので伯父達ともめたり。
……そりゃ出したら家族葬にならないだろう、と隣の部屋で思いつつお茶の準備をしていた。結局出さないことになったらしいが。
夜になり晩飯をどうするかとなった。
伯父家族とうちの家族だけでと思ったのだが張り切った祖母が親戚中に『今日が通夜だから』と連絡したので人数が数倍に。
別にいいのだが、今日は仮通夜だ。
ともかく飯が無いので母さんとまた買い物に。ちょうど2割引だったのでお総菜を大量に買って帰る。
そして『紙コップが無いから』と言われまた戻ることとなった。
帰ってきたら葬儀社からコップが借りていたことが判明。誰かー誰か冷静な人はいないのかー!
親戚が飯を食っている間母さんと伯母たちと一緒にお茶を出して等走り回っていた。
飯を食ったのは結局10時頃だった。サラダとおにぎり。
暫くして仕事を終えたいとこが到着。久しぶりに話をしたり。
それから親族で明日以降の予定を話し合って解散したのが24時過ぎとなった。
朝からどたばたで走り回ってと。なんで自分達こんなに慌ただしく走っていたのだろうか、本当に。
今日さ、祖父の顔ゆっくり見てないんだけど。あれ、見たっけ。本当にどうだったのか覚えていない。